息をフーッと吐き、ヤクルトの真中監督が実感を込めた。「長かったです…」。シーズン5試合目、12球団最遅で初勝利。今季最多の14安打8得点と目を覚ました打線で「流れを変える貴重な一発だった。本当にいい仕事をした」と4回に勝ち越しソロを放った鵜久森を褒めた。
昨季限りで日本ハムを戦力外となった苦労人。左腕の岩田対策として「オープン戦からいい対応をしていた」とスタメン起用された伏兵が、同点の4回1死で左中間席中段に4季ぶりの一発。「必死ですね。打席に立てる喜びを感じた。ずっと、恩を返したいと思ってきた。もう一度、野球ができることをうれしく思って一周した」と振り返った。
ロッテから移籍した昨季は3勝に終わった先発・成瀬も試合をつくった。9回に中継ぎ陣が3失点したのは反省材料でも、真中監督は「1つ勝てたのでね」と小さくうなずいた。セ・リーグ連覇への第一歩。本腰を入れて戦える。(長田 亨)
(スポーツ報知)
代打よりも、スタメン起用の方が力を発揮できるだろう。
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