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2016年3月22日火曜日

【楽天】オコエ、開幕1軍 高卒新人野手としては球団初の快挙

◆オープン戦 DeNA8―1楽天(21日・横浜)

 オコエに春が来た。最後のオープン戦は8回の守備から出場。打席は回ってこなかったが、試合後に吉報が待っていた。梨田監督が「今日は開花宣言はあった? じゃあ、サクラサクという感じでいいんじゃないでしょうか」と“合格発表”。「ここまでよくやったと思う。それと魅力のある守備力。お客さんが喜んでくれる」と決め手を語った。高卒新人野手の開幕1軍は球団初の快挙。「キャンプ初日じゃイメージできなかった」と18歳は喜びをかみ締めた。

 オープン戦は13試合に出場し、23打数4安打4打点。打率は1割7分4厘だが、紅白戦や練習試合も含めるとチームトップの12打点。驚異的な勝負強さと、持ち前の守備力で生き残った。「開幕3連戦が終わったら(野手登録の)人数が減ると思う。そこで残れるように頑張りたい」と、先を見据えた。

 実戦楽天トップ12打点 どん底からのスタートだった。2月1日、久米島キャンプでのフリー打撃。早速、課題の打撃面で壁にぶち当たった。打撃投手の球に差し込まれ、まともに前へ打球が飛ばず、タイミングが取れなかった。池山打撃コーチと二人三脚でのフォーム改造が始まった。ゴムチューブを使って、ドアスイングを矯正。脇が開かないように意識し、打球の質が劇的に変わった。実戦では阪神のエース・藤浪や、西武の菊池など、一線級の投手からも安打を放ち、進化を証明した。

 「自分の力全部出す」 「高校のレベルでは体験できない球を打てた。見極めができるようになった」とキャンプからの50日間に手応えを感じた。「チームに貢献できるプレーをしたい。自分の力を全部出すつもり」。“オコエ劇場”が杜(もり)の都で開演する。
(長井 毅)
(スポーツ報知)

 適応能力が素晴らしい。
 ある意味天才かもしれない。

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