こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
今朝方はTBS「白熱ライブビビット」のスタジオに生出演させていただきました。
同じく舛添知事を鋭く糾弾している、やながせ都議も。
初めてのキー局番組生出演ということで、だいぶ緊張しましたが、
フリップなども用意していただき言いたいことはかなり伝えられたと思います。
打ち合わせでは15分程度だったコーナーが30分近くになり、
この問題への関心・注目度の高さが伺えました。
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そして午後は、新たに噴出した政治資金や公用車不正使用疑惑について、どのような説明が行われるか注目を集めていた、舛添知事の記者会見が行われました。
ともにテレビ出演したやながせ都議やメディア関係者と、様々なパターンを予想していましたが、実際の会見内容は我々の想像を遥かに超えたものでした。
「「第三者に」繰り返し、舛添都知事は具体的な説明一切せず」(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2778483.html)
上記の記事にある通り、2時間以上の記者会見において、
「第三者に調査を依頼し、精査して判断をあおぎたい」
「細かいことはその調査が終わってからお答えする」
という内容を壊れたテープレコーダーのように繰り返し、具体的な説明を一切することなく、説明責任を完全に放棄しました。
自身の政治判断において行ってきた行動を、自らの言葉で説明できなくなった人物は、もはや政治家ということはできません。
今日の記者会見で、「政治家・舛添要一」は完全に死んだのだと思います。
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しかしながら、ほとんどの専門家や有識者が予測できなかった、今日のような最悪の記者会見をあえて舛添知事が選択した理由は、一体どこにあるのでしょうか。
端的に私の見解を申し上げれば、
都民の理解を完全に諦め、都議会に媚び、残り任期にしがみつこうとしているのだと思います。
先週の記者会見で知事は
「説明責任は果たした」
「あとは有権者が判断すること」
と言い放ちましたが、ネットだけでなくあらゆる世論調査で、9割以上の人々がその説明に「納得出来ない」と断じています。それどころかこの1週間、新たな疑惑が次々と噴出している始末です。
そこで舛添知事は、都民と向き合うことを早々に諦めた。
しかし、都知事の職を降りる気はさらさらない。では、どうするか?
どれだけ都民から見放されようと、リコールという選択肢が現実的でない以上、
都議会に不信任案さえ突きつけられなければ職務の続行は可能です。
大衆の気持ちは移ろいやすいもの。疑惑が噴出する一方で、
この流れにすでにウンザリしている人々も現れつつあります。
そうした声が大きくなり、また参院選などが始まってニュースの焦点が変われば、舛添知事は無事に「逃げ切り」です。再選という目はほぼなくなりますが、残り2年の任期はまっとうすることができるでしょう。
一方で都議会の最大勢力としても、都民からの信頼を失墜して求心力が皆無となった知事が残ることは、悪い話ではありません。目の上のたんこぶである首長が無力になれば、あとは彼らの天下というわけです。
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記者会見で都民に対しては「ダンマリ」を貫く一方で、「都議会の皆様には迷惑をかけないようにする」という言葉を繰り返した舛添知事。ここから今後の展開はある程度、予想できます。
第三者機関による調査が単なる時間稼ぎであることは明らかですが、都議会与党勢力からの形式的な追及に対して、少しずつ調査結果を反省の弁とともに出していくことになるのではないでしょうか。
このような「プロレス」を繰り返して、
2週間と短い都議会の「時間切れ引き分け」を狙う。
自らの責任を問われることをおそれ、都知事選挙を避けたい都議会与党勢力と、なんとしても残り任期を全うしたい舛添知事。そこに静かな共謀関係ができつつあることが、単に私の杞憂であれば良いのですが…。
もちろん都議会は、都民の代表者です。
自分たちのパワーゲームや思惑で、都民を置いてきぼりにすることは許されません。
今日の記者会見で納得できた都民は、当然のことながら皆無に近いはずです。
都知事の進退への言及も含めた厳しい追及は、都議会全体の使命と言っても過言ではないと思います。
知事に説明責任を求めるのは当然のこと、都議会の他会派にも毅然とした対応と連携を提案していきたいと思います。
すっきりしませんが、良い週末をお過ごし下さい。
それでは、また明日。
おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 32歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
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おときた 駿
(アゴラ)
逃げ切りを許してはいけない。