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2016年7月16日土曜日

大谷翔平 <プロ野球球宴>大谷やはり規格外…ホームラン競争、優勝

 オールスター第1戦は試合前のホームランダービーが一つのハイライトになった。恒例行事だが、今回は大谷(日本ハム)が出場したことで注目度がグンと上がった。

 結果は期待以上。準決勝で山田(ヤクルト)を6本-5本、決勝では柳田(ソフトバンク)を3本-2本と昨季のトリプルスリーコンビを続けて降し、優勝したのだ。優勝を決めた一発は、広いヤフオクドームのバックスクリーン左へ飛び込む特大の当たりだった。

 実は大谷の出場が決まるまで、ちょっとした曲折があった。先発投手のファン投票1位で選ばれながら、10日の試合で右手中指のマメをつぶし登板が無理になった。しかし打つことはできる。球宴の開催要項は、ファン投票選出の野手は2試合とも出場を義務づけているが、投手には明確な規定がない。ならば野手で出場させたら、となるのは自然だ。

 ただし、これを認めると、登板は無理でも野球協約の「出場辞退選手は後半戦開始から10試合出場できない」という規定を避けたい投手が、抜け道に使う可能性がある。そこで日本野球機構(NPB)は、全12球団の了解をとって出場を認めた。その判断はクリーンヒットだった。大谷は「投げられなくて残念だったので、盛り上げられて良かった」と笑顔で話した。

 球宴に関する規定には、投も打もオールスター級の選手が登場するなど誰も想像しなかったことがうかがえる。NPBの加賀山事業部長は「ルールを明確にすることも検討しなきゃいけませんね」と苦笑する。その存在が球界の決まり事も揺り動かす--大谷が規格外のプレーヤーであることを、改めて実感した。【神保忠弘】
(毎日新聞)

 規格外は、的確な表現だろう。

 

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