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国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日、中国の元副首相に性的関係を迫られたと告白した同国の女子テニス選手で元ダブルス世界ランキング1位の彭帥(ほう・すい、35)の安否が懸念される問題で、女子テニス協会(WTA)が指摘している強制や脅迫の可能性を否定した。WTAと対照的な立場を改めて鮮明にした同会長。来年2月の北京冬季五輪へ幕引きに躍起だが、大きな火種を残している。 バッハ氏は11月に彭帥本人とされる人物とビデオ通話したが「われわれ(出席者)全員の印象は同じで、彼女が抑圧されているようには見えなかった」と強調した。通話には中国オリンピック委員会副会長を務めるIOC委員やIOC選手委員長も同席した。 バッハ氏はIOC理事会後の記者会見で、中国政府のプロパガンダに加担しているとの批判に「明らかに違う」と反論。「疑うのは簡単だが、われわれは彭帥さんとの関係(構築)に集中している。引き続き連絡を取り、支援する」と語気を強めた。 この問題を巡っては、WTAが中国政府の姿勢を厳しく非難。透明性のある調査が行われていないとして、今後、中国での全ての大会を見合わせると発表するなど、余波が広がっている。 人権問題を抱える中国では北京五輪開催を巡っても、米国、英国、オーストラリアに加え、8日にはカナダが外交ボイコットを表明。バッハ氏は「選手の参加が重要。政府関係者の出席は純粋に各政府の政治判断だ」とし、大会に打撃との指摘をかわした。 「IOCの使命と責任は全て五輪に関すること。大会参加者の人権は五輪憲章や開催都市契約によって尊重され、中国側の履行を疑う理由がない」と訴え、中国国内の人権問題への見解に関しては回答を避けた。
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人権よりも金儲けの五輪はどうなんでしょうか。
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