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10月の衆院選を巡り、自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が同党長岡支部長の星野伊佐夫・新潟県議(82)から裏金を要求されたと公表した問題は、泉田氏による自身の公式ツイッターへの投稿が発端だった。長岡支部は泉田氏を衆院5区支部長から差し替えるよう県連に要望したが、「内部告発者が解任されるのはおかしい」などと、SNS上では泉田氏を擁護する声が大勢だ。【内田帆ノ佳】 ◇「自浄作用なし」見放される 「総選挙の闇:新潟5区」と題した泉田氏のツイートは約4時間で2500件以上リツイート(転載)され、多くの人の目に触れた。泉田氏のツイッターの「いいね」や「リツイート」といったユーザーからの反応数はこれまで2桁から3桁台で推移していたが、問題のツイートは8618件の「いいね」がつき、リツイートも6874件に上った(13日現在)。裏金問題に関連する4件の投稿(11月29日~12月4日)のリツイート数は累計で1万件を超え、瞬く間に全国に拡散した。 泉田氏は3日、裏金を要求されたとされる際の音声データを公開。疑惑を否定した星野氏による記者会見の後も泉田氏を擁護する投稿が相次いだ。 3区選出で自民党の斎藤洋明衆院議員(45)は8日、「星野県議の言動は極めて問題」「県連に対して速やかに厳しい処分を下すよう求めています」などとツイッターに投稿した。斎藤氏は毎日新聞の取材に対し「(音声データの)全体を通して聞けば、裏金を要求したと(泉田氏が)受け止めても仕方のない内容」と指摘。「現に広島で(買収)事件があったので、自民党全体にそういった体質が残っている部分があると言わざるを得ない」としたうえで「県連が自浄能力を発揮できなければ、県民から見放される」と危機感をあらわにした。 その一方、斎藤氏は泉田氏の支部長としての適格性や政治姿勢について「別の場で厳しく触れられればいい」と話す。「明らかになっている事実と政治姿勢は、切り離さなければならない」 県内出身の著名人らによるツイートも相次いで投稿されている。 新発田市出身の俳優、三田村邦彦さん(68)は、こう投稿した。 「あー恥ずかしい 情けない 新潟出身者として 星野県議の発言が一転二転 自分の声かどうかもわからないとまで 声紋合わせしましょう もっと情けないのは 星野県議を擁護する人まで あのテープが無編集 本物ならアウトです。 泉田元県知事、現衆議院議員の告発は勇気ある行動です! #泉田裕彦」 柏崎市出身の北朝鮮拉致被害者・蓮池薫さんの兄で、元北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長の蓮池透さん(66)。泉田氏の支部長差し替えを求めた長岡支部について「何考えてんだか。新潟県民として恥ずかしい。」とツイート。毎日新聞の取材に対し、泉田氏が問題を表面化させたことを評価したうえで「広島と同じことが新潟でも行われようとしていた。(泉田氏は)自民党の体質を追及していく問題提起をすべきだ」と話した。 裏金か、それとも「政治活動費」か――。県連は、弁護士による第三者機関を設けて双方から意見聴取し、年内に一定の結論を出すとしている。
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自民党長岡支部のイメージ低下でしょう。
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