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巨人から自由契約となった山下航汰外野手(21)が社会人野球の強豪・三菱重工East(横浜市)入りすることが21日、分かった。19年にイチロー以来となる高卒1年目でのファーム首位打者に輝いた逸材が新たな舞台で再出発。「これまで支えてくださった方々に感謝して、とにかく毎日全力で頑張ります」と決意を口にした。 巨人からは来季の育成契約を打診されたが、他球団で支配下契約を目指す意思が固く、退団を決意。今月8日に12球団合同トライアウトを受験。スタンドで視察した日本ハムのビッグボス・新庄剛志監督(49)が「山下くん、ファームで首位打者とってますよね? おもしろいですよね。でも肩の方がちょっと気になったかな。もしうちがとるのであるならばDHとかでもおもしろいな」と名前を挙げて高評価していた。 山下は高崎健康福祉大高崎高から18年育成ドラフト1位で巨人に入団。1年目の19年途中に支配下登録され、同9月2日の中日戦(前橋)で高校時代を過ごした群馬でプロ初安打を放った。同年はイースタン・リーグで打率3割3分2厘で首位打者に輝いた。 2年目の20年は一塁のレギュラー候補の一人として期待されるも、1軍帯同していた開幕直前に右手有鈎(こう)骨骨折で離脱し手術。その後、右肘も痛めて故障の影響で1軍出場なしに終わり、オフに再び育成選手となった。 今季は主にアマチュアや独立リーグ、社会人と試合を行う3軍では48試合で打率3割6分6厘も、2軍公式戦は21試合出場に終わり支配下登録復帰ならず。オフに来季も育成選手契約を打診されたが、「成績も出ず、自分の中で何か変えようかなと。いろいろ考えてトライアウトを受けてみようという決意になった」と退団を決断した。 トライアウト後には「待つことしかできないので、いい結果を待ちたい。新しいチームに行ったらそこで選手生命を全て懸ける」と心境を告白。オファーを受けた三菱重工Eastで勝負する意向を固めた。新たな環境で勝負する道を選んだ山下は胸を張り、次のステージに向かう。 三菱重工は今年1月、チーム力強化のため「横浜」「名古屋」「神戸・高砂」「広島」で活動している4チームを「East」と「West」の2つに再編・統合し、新たなチームとしてスタート。「East」、「West」ともに先日の都市対抗野球に出場した。 ◆山下 航汰(やました・こうた)2000年11月15日、大阪・柏原市生まれ。21歳。群馬・高崎健康福祉大高崎高で17年センバツ出場。高校通算75本塁打。18年育成ドラフト1位で巨人入団。1軍通算12試合、12打数2安打、打率1割6分7厘、0本塁打、0打点。守備位置は一塁、外野。174センチ、83キロ。右投左打。
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社会人野球で結果を出して、上を目指してもらいたい。
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