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2021年12月30日木曜日

認知症予防のための食事とは

 認知症予防のための食事とは

認知症の予防に大切なことは脳の健康を維持することです。生活習慣病の改善と食事からの老化予防です。
1. バランスの良い食事
 たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの栄養バランスの良い食事をすることは、脳に必要な栄養素である魚油に多く含まれるEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸、葉酸、ビタミンA、C、E、ファイトケミカル(植物性化学物質:健康に良い影響を与える植物由来の化学物質の総称)、ミネラルを補うことになります。
 イタリア料理に代表される地中海食は穀類(パン、パスタ類)、野菜、果物、オリーブ油、魚、ワインを主体として肉類摂取は比較的少ないのが特徴で、脂質異常症や糖尿病、冠動脈疾患、高血圧の予防になるとされていますが、アルツハイマー病のリスクを抑える効果も期待できます4)(リンク2参照)。
認知症のリスクを上げる食べ物
肉の脂身(ラードやヘッド)
マーガリン
ショートニング
 動物性の油(魚は除く)で飽和脂肪酸やショートニングやマーガリンなどのトランス脂肪酸の過剰摂取は血中のLDLコレステロールを増やし動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が起きると脳梗塞も発症しやすくなります。
 特にファーストフードや市販のお惣菜、菓子類、菓子パンなど中心の食事になるとトランス脂肪酸の摂取量が増えるので、これらの食品の過剰摂取は控え、適度な摂取に留めることがすすめられます。

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