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ボクシングプロモーション会社「プロベラム」は10日、同社の公式SNSで11日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催予定だったWBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)と同級1位ポール・バトラー(33=英国)の世界戦の中止を発表した。10日に前日計量が行われたが、カシメロが計量に参加できなかったという。バトラーは同級8位のジョセフ・アグベコ(41=ガーナ)と対戦することが発表された。 フィリピンの地元メディアもそろって試合中止を速報したが、重度の脱水症状、ウイルス性胃炎など情報が錯綜している。フィリピンの放送局ABS-CBNは、すでにタイトルを剥奪されているという報告もあるが、WBOはまだ公式声明を発表していないとしている。 カシメロは昨年4月にWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)との3団体統一戦が計画されていたが、新型コロナウイルスの世界的流行で中止。その後、SNSを通じて井上を挑発する発言を繰り返していた。また、今年8月にWBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)と対戦することが発表されたが、ドーピング検査を巡る行き違いやSNSでの舌戦による影響で中止となっていた。 いずれにしても11日に暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)との団体内統一戦を控えるドネアとともに、4団体統一を目指す井上の対抗王者として日本のボクシングファンからも注目を集めていた。
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減量失敗のボクサーほど情けないものはない。
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