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県は25日、新型コロナウイルス感染者の検体にデルタ株のスクリーニング(洗い出し)検査をしたところ、新たに3人が陰性だったと発表した。これまで陰性だったケースはゲノム解析の結果、全て変異株「オミクロン株」だった。3人のうち2人は米軍基地と関連があると分かったが、残る1人は基地との関係が見つかっていない。このため、県はオミクロン株の市中感染が県内でも起きている可能性があるとみて、警戒を強めている。 米軍基地と関連がある2人は、嘉手納基地に関係があることも分かった。これまで米軍基地関連のオミクロン株感染者はキャンプ・ハンセン(金武町、宜野座村など)、シュワブ(名護市など)に限られていたが、嘉手納にも広がった可能性が浮上した。 県によると、3人はいずれも日本人。海外への渡航歴や渡航者との接触歴などは調査中という。居住地などは明らかにしていない。 オミクロン株かどうかが確定するゲノム解析の結果は、27~28日ごろに判明する見通しだ。 これまで、県内で判明したオミクロン株の感染者は10人いる。いずれも米軍ハンセン、シュワブの従業員やその家族に限られていた。 ゲノム解析で3人のオミクロン株の感染が確認されれば、複数の基地での広がりだけでなく、市中での感染拡大が裏付けられる。 糸数公医療技監は「陰性ということは、かなりオミクロン株の可能性が高い。市中感染の場合は、地域に広がるため、警戒が必要だ」と危機感を示した。 県内の検査体制は、PCR検査で陽性が判明した感染者の検体を県衛生環境研究所に送り、デルタ株のスクリーニング検査を受ける。 ここで陰性の場合はオミクロン株の可能性があるため、ゲノム解析を実施。結果の判明には数日かかる。
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米軍ゆらいの市中感染が心配です。
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