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2015年7月25日土曜日

91歳村山元首相国会前で「独裁政治」安倍首相批判


 村山富市元首相(91)が24日夜、国会正門前で行われた安全保障関連法案の反対集会であいさつし、安倍晋三首相の政治姿勢について「権力者は私だ、私の言うことが聞けないのかと、自分の言い分を押しつけている。これは独裁政治だ!」と厳しく批判した。

 「イラク戦争や湾岸戦争で、日本は(外国に)いろいろな要請をされたが、平和憲法があるから戦争はできないと、頑張ってきた。それが今日の日本をつくった」と指摘。「1人の首相が憲法解釈を変え、(集団的自衛権行使は)合憲と言って法案を通そうとしている。こんなことが許されるのか」と徐々にヒートアップ。集まった若者を前に「日本を守るのは総理大臣でなく、国民。私は91歳で体調も悪いが、若い人の行動を見て、いてもたってもいられなくなった。必ず法案をつぶす自信を持ち、最後まで頑張ろう」と訴えた。

 生活の党の小沢一郎共同代表も講演で、「憲法の基本をまったく理解していない。法の条文を無視している点で、戦前の軍国主義と同じ」と首相を批判した。

 法案は27日に参院本会議で審議入りし、28日から質疑が始まる。野党の委員は論客ぞろいだが、自民党は当選1回の議員が多い。「国民の反対が強く、来年の選挙を控える議員が質問に立ちたがらない」という。
(日刊スポーツ)

 民主主義のルールにより決めた法案を、独裁政治呼ばわりはないだろう。

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