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2015年12月3日木曜日

震災特例悪用、年2億円以上の実質赤字 助成で補填か

 大阪市の教育コンサルティング会社「ビジービー」が東日本大震災に伴う特例を悪用し、国の中小企業緊急雇用安定助成金を不正受給した事件で、同社は不正な助成金の受給がなければ年間換算で計約2億4千万円の赤字を計上していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警捜査2課は、詐取したとされる助成金計約2億9千万円を運転資金や従業員の給与支払いなどに充てて赤字を補填していたとみて、同社社長、中村真也容疑者(49)=詐欺容疑で逮捕=を取り調べるなど、解明を進める。

 捜査関係者によると、同社は遅くとも2010年以降赤字が続いていたとされる。11年の震災後はさらに業績が悪化、助成金の対象期間だった11年7月~12年6月には、ほとんど利益が出ない状況だったとみられる。

 同社は当時、最大で従業員約220人を雇用。1人当たり月約20万円の助成を不正に受けていた。助成金がなければ、同時期の赤字額は年間換算で約2億4千万円に上ったとみられる。

 中村容疑者は11年8月~12年6月、虚偽の内容の書類を提出して中小企業緊急雇用安定助成金を不正に受給した疑いが持たれている。
(日本経済新聞)

 助成金申請に係るコンサルがあるようだから、不正受給は多いのだろう。

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