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2016年2月23日火曜日

無免許高校教師が32年で7700人指導 山形、任用無効に

 山形県教育庁は22日、県立高校の保健体育担当の女性教諭(55)が採用から32年間、無免許のまま生徒を指導していたと発表した。女性がこれまで4校で指導した計約7700人については補習の必要はないという。県は採用日にさかのぼって教諭の任用を無効にした。これまでの給与の取り扱いは今後検討する。

 県教育庁によると、女性は大学で必要な単位を取得したが、教員免許状を申請する時期に、体調不良のため手続きをしなかった。その後、教員採用試験を経て、1984年4月に教諭として任用された。

 新規採用時に教員免許状の写しを学校に提出することになっていたが、教育庁が調べたところ、女性の免許状の写しは保管されていなかった。

 教員免許の更新時期把握のため、勤務先の校長が2014年10月から約10回、女性に写しの提出を要求。更新の申請期限の16年1月末に女性が免許状を持っていないことを認めて発覚した。〔共同〕
(日本経済新聞)

 採用時に確認していない県の怠慢だろう。

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