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2016年2月17日水曜日

アレッポ近郊でクラスター爆弾使用した空爆 ロシア軍か

 シリアの情報活動家グループは、シリア北部アレッポ近郊のハリタンで15日、ロシア軍機とみられる軍用機がクラスター爆弾を使用した空爆を行う様子を撮影し公開した。
 反政府勢力のメディアによると、ロシア軍機とみられる軍用機はアレッポ近郊のハリタンとバエナンを空爆。負傷者などの情報はない。

 また同日、シリア北西部イドリブ県でも国際医療支援団体「国境なき医師団」の病院が空爆されており、シリア人権監視団(英国NGO)はロシア軍機による空爆との見方を示している。

 シリア北部のアレッポやその近郊では反政府勢力と、ロシア軍の支援を受ける政府軍との戦闘が激しさを増しており、ロシア軍は反政府勢力支配地域への空爆を積極的に行っている。

 ハリタンの空爆で使用されたクラスター爆弾とは、大型のケース(親爆弾)に多数の子爆弾を詰めた爆弾で、地上の標的へ広範囲に散布できる。しかし不発する子爆弾が多く、戦闘時以外で民間人が被害を受ける事故が相次いでいる。
 日本や欧州など世界120ヶ国以上の国々は、クラスター爆弾の使用を禁止する条約、「オスロ条約」に署名しているが、ロシアやアメリカ、中国など数カ国は条約に署名していない。

(シリア、アレッポ県ハリタン 15日 映像:Haritan City/Storyful/アフロ)

 ロシア軍の病院空爆で、50人くらいの死者が出ているのは、おかしいだろう。

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