日本ハム・渡辺諒内野手(20)が21日、ロッテとのオープン戦初戦(名護)でチーム1号を放った。途中出場し、1点リードの7回に左翼へ一発。プロ3年目で初の開幕1軍へ、これ以上ないアピールとなった。
ふわりと舞い上がった打球は、大きな弧を描いて左翼スタンドにぽとりと落ちた。1点差に追い上げられた直後の7回2死。途中出場の渡辺が、この日の初打席で左腕の松永のスライダーをとらえた本塁打は、3年目でマークしたオープン戦初アーチ&初打点。プレ開幕カードとなるロッテ戦で、成長と持ち味のパワーを印象づけた。
「風に助けられましたね。センター中心に打ち返そうと思ったら、うまく引っかかりました」と素直に喜んだ。栗山監督も「久しぶりに諒らしかった。選手には何をやって貢献するか問いかけていて、内野はまず守備が大事なのはわかるけど、そういう意味ですごく意味があった」。お前の持ち味はまず打撃だ―。本来の武器を見せてくれたことに目を細めた。
高校通算39本塁打の実績を引っ提げ、3拍子そろった遊撃手として13年のドラフト1位で入団も、プロ2年間で通算3安打。本塁打、打点はない。昨オフから打撃強化をテーマに掲げ、バットを振り込んできた自負は強い。20日の紅白戦でもきっちり2安打。与えられた出番で結果を残し、勝負強さは際立っている。
昨春も2月末の実戦で本塁打を放ちながら、終わってみればオープン戦の打率1割3分3厘と息切れ。開幕1軍をつかめなかった。22日の休日を挟んで、23日からはいよいよ最終クールに突入する。「1打席1打席、勝負の中で結果が出たので、少ないチャンスでアピールしていきたい」と前向き。3年目は上々のアピールが続いている。(田島 正登)
(スポーツ報知)
1軍定着とラッキーボーイ的な活躍に期待している。
長打は魅力的だろう。
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