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2016年2月18日木曜日

日本ハム栗山監督、投手力でペナント制覇へ「うまく組み合わせれば必ず勝てる」

いよいよ名護キャンプがスタート
 日本ハムの栗山英樹監督が17日、大谷翔平投手ら投手陣でペナントレースを制覇する意欲を見せた。

 チームは米アリゾナからの直行便で沖縄入り。バス移動を経て、この日は沖縄・名護市営球場での自主トレとなった。

 各選手の自主トレ前に、清めの塩儀式を行った栗山監督。故障者を出さないため、名護市営球場、サブグラウンド、ブルペンと入念に塩をまいた。

 18日からの2次キャンプでは武田勝、田中賢介、矢野謙次ら2軍の国頭キャンプを張っていたベテラン組が合流。栗山監督は名護キャンプでの狙いや投手陣で勝ちきる決意などを明かした。

――ブルペンで入念に塩をまいた。

「思っている通りです。今年は勝つためにやると言っていて、ブルペンで勝たないといけないのは間違いない。投手で勝つとはっきり言っている。全員がケガなく、自分の思っているものを出し切ってくれて、こちらがうまく組み合わせれば必ず勝てる。まずは元気にやっていきます。各投手が求められるものがある。しっかり果たしてくれれば」

――気温16度。30度近かったアリゾナに比べ寒い。

「アリゾナから来た人はみんな寒く感じているはず。ただ、気候的には体を動かしやすく、追い込みやすい。ここの良さを感じています」
15時間のフライトも「疲れたとは言えない」
――ファンが午前中から集まった。

「みなさんの思いは僕だけでなく、選手みんなが感じている。この期待に応えるには勝つし かない」

――那覇空港到着時は15時間のフライトで疲れが見えた。

「直行便であれだけやってもらえれば、疲れたとは言えない。しっかりやってもらいました。選手たちは1回汗をかけば、大丈夫だと思います。僕はいつも365日、24時間燃えています」

――2軍の国頭キャンプから武田勝、田中らベテラン選手が合流した。

「みんなと話しました。元気そうで。順調だと報告を受けていたが、話してみて、すごく安心しました。『自分のペースを守ってくれ』と話しました。元気でいてくれることが1番なので」

――アリゾナと名護では設備が違う。

「キャンプの最初の2週間と、次の2週間はやることが違う。ちょうどいいと思います。後は細かい精度を上げる。こちら(名護)は慣れているので、自分のやりたいことは出来るはず。しっかりやってくれると信じています」

ルーキー上原は「『早く先発にいかせるべき』と思った」

――昨オフに左肘を手術した宮西は2軍調整。

「今年は試合に出られるかどうかが全て。チーム内のルールをはっきりさせていくので」

――新人では左腕・加藤は1軍残留した。

「加藤と上原に関しては、先発なのか中継ぎなのか、先に探りたかった。上原の方が『早く先発にいかせるべき』と思ったので、1度2軍で準備させる。加藤はまだ両方でいける可能性がある。見極めを早くしないといけない。ルーキーは20日の紅白戦からスタート。楽しみにしています」

――オープン戦など実戦が本格化する。

「競争するところは競争する。結果を残さないといけない選手は結果を残さないといけない。自分で分かっているはず。勝つためにやるので、自分でポジションを取って欲しい。いい勝負して、1番強い形で開幕を迎えたいと思います」

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

 結果を残さないといけない選手は、1軍残留を目指して、残り2週間とオープン戦で結果を出せるか。

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