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2016年2月26日金曜日

トランプ氏阻止へ「あらゆる措置を」 米紙が異例の社説

「共和党指導者よ、あなた方はトランプ氏阻止のため、あらゆる措置を全力でとるべきだ」――。米紙ワシントン・ポストが25日、米大統領選の共和党候補者指名獲得に向けて独走する実業家、ドナルド・トランプ氏を止めるため、同党指導者に行動を起こすよう促す異例の社説を掲載した。

 同紙は「思いもよらなかったことが不可避になりつつある」との書き出しで、トランプ氏が序盤の予備選・党員集会で大勝していることから「同氏が共和党の指名候補者になりそうだ」との見通しを示した。

 同氏の主張する不法移民1100万人の強制送還を「スターリンか、(カンボジアの)ポル・ポト以来の強制措置だ」などと大統領候補としての資質を疑問視し、「共和党の指導者が、弱い者いじめの扇動家が党の旗手になるのを阻止するのに措置をとらなければ、歴史は共和党を厳しい目で見るだろう」と指摘した。

 同時に「トランプ氏の勢いがいずれ衰える、または彼と対決すれば彼を利するだけだとの仮説があったが、誤りだった」とも強調。「良識ある指導者は同氏を支持しないと声をあげ、彼を阻止するためにできることをすべき時だ」と訴えた。(佐藤武嗣)
(朝日新聞デジタル)

 共和党員の良識が問われているのだろう。

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