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2016年2月14日日曜日

<法人税脱税>震災改修の8300万円、塗装会社を告発

 東日本大震災で被災した石油コンビナートの改修工事を受注して得た所得を隠し、約8300万円を脱税したとして、東京国税局が千葉県袖ケ浦市の塗装工事会社「住建管理工業」と尾崎尚之社長(63)を法人税法違反容疑で千葉地検に告発していたことが分かった。

 関係者によると、同社は取引先の塗装業者に虚偽の請求書を作成させ、外注加工費を架空計上するなどして法人所得を圧縮。2014年2月期までの2年間で約3億1000万円の所得を隠し、法人税約8300万円を免れた疑いがある。

 隠した所得は、将来に備えて尾崎社長が保管していたという。尾崎社長は毎日新聞の取材に応じていない。

 同社は、東日本大震災で大規模火災が発生した同県市原市のコスモ石油千葉製油所の改修工事を受注し、不正があったとされる13年2月期と14年2月期に大幅に売り上げを伸ばしていた。民間信用調査会社によると、14年2月期の売上高は約9億4600万円。【太田誠一】
(毎日新聞)

 規模の小さい会社の大口脱税が増えている。

 震災特需で儲かると何かしたくなるのが人間の心理だろう。

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