ページビューの合計

2016年2月21日日曜日

日本ハム栗山監督、8失点で初回“強制終了”のドラ1擁護 「本当にかわいそう」

風や味方の拙守でリズム崩し「しっかり守ってあげれば…」
 日本ハムの栗山英樹監督が、20日の紅白戦で初回に8失点と炎上し、1死しか取れずに“強制終了”の屈辱を味わったドラフト1位ルーキー上原健太投手をかばった。

 白組で先発した上原は先頭の西川を空振り三振に仕留めたものの、1死二塁から陽岱鋼に打たれた打球が風に乗り、左中間への適時三塁打とされた。続くレアードの高く舞い上がった飛球は強い風に流されてセンター前にポトリと落ち2失点目。

 その後、大野の三塁方向への強いゴロを高浜が捕れずにさらに2失点を喫し、大谷には2点三塁打を浴びるなど計8点を失った。

 11人目の打者となる田中にライト前ヒットを打たれ、1死一、三塁となったところで、この回は“強制終了“。まさかの事態にスタンドからは笑いが起きた。2回は無失点に抑えたものの、ルーキーにとっては屈辱的な登板となった。
「ボールは悪くないし、上原にとってもいい経験」
 ただ、栗山監督は試合後に「本当にかわいそうだった。風を含めて、いろんなことがなければ、しっかり守ってあげれば、簡単に終わっているイニングなので。その中でリズムが取れなくなって、という気持ちが伝わってきて」と左腕を擁護。「その中でボールは悪くないし、上原にとってもいい経験だったと思います」と振り返った。

 イニング途中で終了させたことについては「球数(45球)もあったので。2イニング投げさせてあげたかったし。ピッチングコーチのジャッジ。『こうしますよ』ということだったので『そうしてあげて』と(言った)」と説明した。

 紅組で先発したドラ2の加藤は2回無失点と好投し、横尾も二塁打2本で1打点を挙げるなどルーキーの奮闘が光り、指揮官は「本当にいいドラフトを今年はしたんだなと改めて実感できた」とうなずいていた。

(フルカウント編集部●文 text by Full-Count)
 ドラ1上原とドラ2加藤が、好対照。
 上原は、不運な面があったが、経験にして活躍できるだろう。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿