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2016年2月5日金曜日

<清原和博容疑者>覚醒剤繰り返し使用か

 元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)=東京都港区東麻布=が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件で、警視庁は、清原容疑者が覚醒剤を繰り返し使用していたとの疑いを強めている。袋に入っていない状態の注射器2本などが自宅で見つかり、使用済みの可能性があるほか、調べに対して複数回の使用をほのめかす供述をしており、同庁組織犯罪対策5課は常習性の有無を調べている。

 同課によると、捜査員が2日夜、清原容疑者の自宅を家宅捜索した際、覚醒剤の使用器具となる注射器3本が見つかった。うち2本はリビングルームのテーブルと台所の戸棚にあり、いずれも袋に入っていない状態だった。もう1本は袋に入った状態だが、清原容疑者自身が左手に持っていた。

 また寝室の床にはパイプが1本落ちており、使用の形跡とみられるような黒ずんだ部分があった。清原容疑者は調べに対し「覚醒剤を注射器で腕に注射したり、ガラスパイプであぶって吸っていた」などと複数の使用方法を供述している。

 さらに逮捕の数日前に清原容疑者の自宅から出された家庭ごみの一部から、覚醒剤の成分が検出されていた。こうした状況から同課は、清原容疑者が覚醒剤を常習的に使用していた可能性もあるとみている。

 警視庁は4日、清原容疑者を送検。東京地裁は4日、13日まで10日間の勾留を認める決定を出した。【斎川瞳、黒川晋史】
(毎日新聞)

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