初回2死二塁で、プロ注目の4番・三森大貴遊撃手(新3年)に三遊間を破られ、左翼手がはじく間に先取点を献上。初球の見逃せばボールになるスライダーを捉えられ、「さすがに甲子園に出るチーム。対応されたので、きつかった」と振り返った。
それでも、オフの間に変えた新フォームで好感触を得た。左足を上げてひねっていたのを、巨人・菅野を参考にしてシンプルに足を上げ、直球は143キロをマーク。「最初の試合で、自分としてはよかった」とうなずいた。
兵庫・神戸市生まれで、長田中では軟式で捕手。柔らかい腕振りを見込まれ、1年秋に投手に転向すると、126キロだった球速が、2年夏に146キロに急成長。昨秋の県大会は1回戦で石岡一に敗れたが、延長13回2失点で最速149キロを叩き出した。この日はヤクルト、日本ハム、西武のスカウトが熱視線を送った。
1学年上の右腕・野沢佑斗(ソフトバンク育成1位)も育てた森田健史監督(30)は「野沢は闘志を全面に出し、長井は内に秘めるタイプ。もっと荒々しい投球を見せてほしい」と期待する。「チームに流れを持てこられるような、もっとでかい投手になりたい」と長井。最後の夏こそ、地元の甲子園に里帰りするため腕を磨く。
(スポーツ報知)
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