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2016年9月19日月曜日

【石井一久の視点】ソフトB バンデン戻って底力出せる戦力整った

◇パ・リーグ ソフトバンク8―5オリックス(2016年9月18日 ヤフオクD)

 ソフトバンクのバンデンハークは約3カ月半ぶりの1軍マウンドということで注目して見ていたが、制球に困る感じもなく、まとまっていた。

 球速も150キロ以上出ていたが、一番の特長は速いだけでなく、角度があること。打者は自分のミートポイントで打とうと思っても、角度がある球に対してはどうしても差し込まれてしまう。

 打者が差し込まれないようにポイントを前で打とうとすると、今度は緩くて縦に落ちるナックルカーブがある。前で打とうとする意識がある分だけ、ボール球でもバットが止まらない。6回で6安打されたが、オリックスの打者は自分のポイントを狂わされており、連打や四球で崩れるような内容ではなかった。

 和田、千賀、武田の3本柱に続く、4番手としてバンデンハークが戻ってきたのは大きい。21、22日の直接対決がヤマ場になるが、それ以降の残り8試合をいかに取りこぼさないようにするかも大事。8月は苦しんだソフトバンクだが、打線もここに来て内川、松田が好調で、先発陣も駒がそろった。本来の底力を出せる戦力が整ったといえる。
(スポニチ本紙評論家)
(スポニチアネックス)

 最後は、投手力の差でソフトバンク有利だけど、直接対決で決まりそうだ。

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