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2016年9月26日月曜日

日本ハム 優勝間近 M3だ!大谷、同点打&サヨナラ生還!「もううれしくて…」

◆日本ハム2×―1楽天=延長11回=(25日・札幌ドーム)

 日本ハムが今季8度目のサヨナラ勝ち。2位・ソフトバンクが敗れたため、優勝マジックを一気に3へと減らした。勝利の立役者は大谷だ。初回に左前打を放ち、パ・リーグ史上初の同一シーズンでの100安打&勝ち星をマークすると、1点を追う8回には同点適時打。延長11回先頭には二塁打で出塁し、2死三塁から福山のサヨナラ暴投で決勝のホームを踏んだ。チームは東映時代の1961年を抜いて、球団新記録のシーズン84勝。最短で27日に、4年ぶりのリーグ優勝が決まる。

 超満員の札幌Dが激しく揺れる。大谷は“ガラ空き”の本塁へ勢いよく滑り込んだ。同点の延長11回。先頭で中越え二塁打を放ち、田中賢の遊ゴロで三進。レアードへの福山の初球が外角低めへ大きく外れた。まさかのサヨナラ暴投で勝利し、一気に優勝マジックは3となった。歓喜の水でビショビショになった中でのお立ち台。「もううれしくて…。無我夢中で走りました。(同僚の祝福に)これなら、何回受けてもいい」と興奮を隠さなかった。

 同点打もこの男だ。1点を追う8回2死三塁。ミコライオの初球ツーシームを中前へ打ち返し、右腕を突き上げて喜んだ。直前に左腕・金刃からスイッチしたばかり。「西川さんに特徴を教えてもらって。(変化球の)変化量とか質とか。基本的にはきれいな真っすぐはない。(今季初対戦で)印象はなかったが、初球から行けて良かった」。初回2死の左前打で、リーグの投手では初のシーズン100安打を達成。今季9度目の猛打賞と暴れまくった。

 21、22日のソフトバンク戦(ヤフオクD)でリアル二刀流→野手フル出場とフル回転。23日の楽天戦は“休養日”となった。トレーナー室でマッサージを受けながら試合観戦。チームは敗戦したが、「次のチャンスをもらった時に活躍できれば」と活力に変えた。

 今季中から肩・肘をケアする小型電気治療器を使用する。レンジャーズ・ダルビッシュらも愛用しているという球状の治療器「ハイパースフィア」など複数を自費購入。時間を見つけては、激闘で痛む体のケアに努めてきた。「緊迫した中で野球をやるのは初めて。充実した毎日。緊張もワクワク感もどっちもある」。しびれるV争いも自身へのカンフル剤となっている。

 球団新記録のシーズン84勝目。最大11・5ゲーム差からの逆転Vが決まるのは、最短で27日だ。大谷はその日、先発登板する可能性がある。「優勝だけを考えてやっている。できる限り早く決めたい。(優勝への)自信はシーズン前から持っている」。優勝投手として、初体験のリーグ制覇へ―。最高の瞬間まで、いよいよカウントダウンに入った。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)

 ほぼ間違いなく日本ハムの優勝だろう。
 日本ハムは、残り2勝2敗の場合、ソフトバンクは全勝・5勝しないと優勝できない。

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