Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシのトップ争いから始まった日本GP。ところがふたりがともにリタイアする波瀾の展開となった。
■ロッシ、転倒、リタイア
ロッシはポールポジションからスタート後、マルケスとロレンソに先行を許してしまう。その後はマルケスとA・エスパルガロ(スズキ)に挟まれ激しいバトルとなり、オープニングラップを終了した時点で3番手。しかしここから再び追い上げを開始し、5ラップ目にはロレンソをパス。さらにトップを目指してペースを上げていったが、7ラップ目の第10コーナーで転倒した。
■ロレンソ、残り5周で転倒、リタイア
この間にトップを行くマルケスが着々とリードを広げていたため、ロレンソは後方から追い上げてくるA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)との距離を意識し、2位確保を目指した。ところが残り5ラップとなったところで転倒、そのままリタイアとなった。
■ヤマハ、ランキング2位をキープ
ロッシとロレンソは、それぞれ196ポイントと182ポイントでランキング2位と3位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが合計288ポイントとなり、トップから28ポイント差のランキング2位。チーム・ランキングでは、Movistar Yamaha MotoGPが合計378ポイントでランキング2位につけている。
■中須賀克行が11位を獲得
予選で1分46秒627を記録して16番手スタートとなったYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行。そして前日のスタート練習で「かなり手応えがある」と中須賀が語っていたとおり、抜群のスタートを決める。
直後の第2コーナー近辺での大渋滞には一歩引く形でクリアすると、オープニングラップを15番手で戻ってくる。その後、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(ホンダ)、バレンティーノ・ロッシが転倒。こうしたことも手伝い9周目には12番手に浮上した。
レース中盤に中須賀は1分47秒台をキープして走行。レース終盤では1分48秒台に落ちたが、単独走行ながらコンスタントに走り続け、最終的には11位という結果で日本GPを終えた。
■エスパルガロがヤマハ勢トップ
Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは、同チームで50回目のMotoGPに出場して6位獲得と健闘した。
グリッド3列目から好スタートを切り、ストップ&ゴーのコースを順調に駆け抜けながら1周目で1台をパス。ここからさらにリズムよく走行を続け、前方のC・クラッチロー(ホンダ)を追って行った。コンスタントなペースで後続を引き離したエスパルガロは、レース中盤で7番手に浮上すると、終盤、もうひとつ順位を上げて6位でチェッカーを受けた。
■スミスもポイントゲットの大健闘
B・スミスは、8月以来のMotoGP出場。右膝の怪我の影響で万全の状態ではなかったが、果敢にもレースを走り切って13位を獲得した。グリッド5列目からスタート後、オープニングラップの混戦のなかで18番手へ後退。
しかしすぐにリズムをつかむと、集中力をキープして着実に順位を挽回していった。そしてレース中盤で14番手まで上がり、最終的には13位でゴール。体調を考えれば、予想をはるかに超える好成績となった。
(TopNews)
ヤマハが元気ない。
ヤマハとミシュランタイヤの相性は良くない。
ブリジストンに戻さないとダメだろう。
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