「SMBC日本シリーズ2016」が22日、マツダスタジアムで開幕する。21日は監督会議が行われ、2年ぶりに予告先発を実施することが決定。広島はクリス・ジョンソン投手(32)、日本ハムは大谷翔平投手(22)で開幕する。日本ハムは、今季「リアル二刀流」で無敗の大谷が、敵地でチームを勢いづける。
初の日本シリーズでも、二刀流を完遂する。敵地・マツダでの前日練習後。大谷はオンリーワンの使命感に燃えていた。
「何とか初戦を取れるように、いい入りができるように頑張ります。打撃は数少ないチャンスをモノにできたら。緊張するかもしれないけど、いつも通りのパフォーマンスを出したい」
無敵のリアル二刀流で先陣を切る。今季投手として出場し、打席に入った試合では9戦8勝1セーブ、防御率0・29。3番スタメンから9回にDH制を解除した16日のソフトバンクとのCS最終S第5戦(札幌D)では日本最速165キロをマークして突破を決めた。「(広島は)つながりのある打線。基本的には僕は僕の投球をできれば。特に相手によって変わることはない」。剛速球を軸に、攻めの投球を展開するつもりだ。
バットでも打率3割7分(27打数10安打)、1本塁打、4打点と好成績を残す。打順について、栗山監督は「2通りある。もう少し考えます」と言葉を濁したものの、8番など下位での起用が有力視される。広島の初戦先発・ジョンソンとは今年6月8日に札幌Dで対戦し、1打数無安打、死球と四球が1つずつ。「シーズンの成績通り、いい投手。シュートはケアしますし、配球の中で捉えられたら」と力を込めた。
前日練習では打撃練習を行わず、ブルペンで23球。練習後にチェックしたマツダのマウンドに上がるのは、プロ1年目の13年6月18日以来。「5番・投手」として二刀流デビューした“原点”とも言える地だ。「嫌いなマウンドではない。明日は広島のファンがほとんど。画面越しでも何でも精いっぱい応援いただけたら力になる」。栗山監督からは「今年はチームにも彼にも大きな意味を持つ年。期待値は無限大」と信頼を寄せた。16年二刀流ストーリー最終章が、いよいよ幕を開ける。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)
DHなしとDHあり(打者・大谷)の対戦だから、日本ハムが有利だろう。
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