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2016年10月29日土曜日

富裕層の申告漏れ516億円=09年以降で最多―国税庁

 高額な資産や所得を持つ富裕層に対し、国税当局が6月までの1年間に4377件の税務調査を実施し、総額516億円の所得税の申告漏れを指摘したことが28日、国税庁のまとめで分かった。

 統計手法が現在と同じになった2009年以降で最も多い額となった。

 同庁によると、一般的な税務調査における申告漏れ額は平均941万円だったが、富裕層では平均1179万円。うち海外取引を利用していたケースでは全体平均の3倍に当たる平均2970万円に上った。

 国税庁は14年から主要国税局にプロジェクトチームを設置。富裕層の海外取引などの情報収集を強化したことが、増加の一因とみられる。
(時事通信)

 富裕層の課税強化か。

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