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2016年10月10日月曜日

バランス悪く、力出せず=ホンダ母国で惨敗-F1日本GP

 昨年に続いて、マクラーレン・ホンダが入賞を逃した。兆候は前日の公式予選からあった。車体の調整が決まらず、バランスが悪い。決勝の朝、ホンダの八郷隆弘社長に会った長谷川祐介F1総責任者は「社長は怒っていました」と神妙な面持ちで話した。

 決勝では周回を重ねるだけで、入賞争いに絡めず、アロンソが16位。パワーユニット(PU)交換による罰則で、最後尾からの発進になったバトンは18位。長谷川氏は「最悪の結果。なすすべがなかった」と反省の言葉を並べた。

 マクラーレン・ホンダ勢は前戦までの16戦中9戦で入賞し、うち3戦はダブル入賞。トップ3チームに次ぐ存在に台頭していただけに、力を出し切れず、やり切れない結末になった。
 F1復帰2年目のホンダは、供給するPUのパワーや回生エネルギーなどの弱点を着実に克服してきたが、マシンの総合力が試される難コースの鈴鹿では「結果的に車が遅かった」(長谷川氏)。来年は入賞争いと言わず、表彰台争いをするぐらいの強豪になって、鈴鹿へ戻ってくることがファンの願いだろう。
(時事通信)

 ホンダの弱さとF1人気は比例している。

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