ドラフト前に調査書を提出した11球団には、4位以下の指名であれば社会人野球へ進む方針を伝えていた。前日夜になり、複数球団から4位以下での指名が可能かどうか最終確認が入った。「今だったら修正ができる」と岡田監督が本人に伝えても、意思は変わらなかった。
日本ハムからは事前連絡がなく、翌日に日本ハム・大渕スカウトディレクター、木田GM補佐、芝草スカウトが強行指名の経緯を説明しに同校を訪問。本人は同席しなかった。筋を通し、指名を回避した球団もあるだけに「信用問題になる」と岡田監督は厳しい表情を浮かべる。
11月には入社試験を控えており「今週中に結論を出します」と語った岡田監督。山口は今春から4位以下なら社会人野球に進むと明言し、その意思は一度もぶれなかった。次のステージでレベルアップを果たし、3年後の指名を待つ方針だ。
(デイリースポーツ)
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