<コロナ禍でのオリンピック開催を貫いた菅義偉首相が語る中国と台湾、経済政策、温暖化、そしてスケートボード>
夏季オリンピック開催中の東京で、菅義偉首相がニューズウィーク米国版の独占インタビューにZoomで応じた。コロナ禍の五輪や台頭する中国、日本経済の再浮揚という難題について菅は何を語ったのか(聞き手はナンシー・クーパー編集長とワシントン特派員のビル・パウエル)。 ──パンデミック(世界的大流行)の最中に五輪を開催することには、日本国内でさまざまな反対意見があった。
大会前は問題もあったが、こうして始まると、アスリートの素晴らしいパフォーマンスというスポーツの力に多くの市民がとても感動し、勇気づけられている。多くの人がテレビで観戦して選手を応援している。反対の声はそれほど多く聞こえてこない。
五輪で心に残ったのはスケートボード
今年は日本が議長国として、自由で公正な貿易の促進に努める。率直に言って、私はアメリカのTPP復帰を望んでいるが、それには困難もあると理解している。 ──五輪開催を決意した理由は。そして、大会で心に残っている場面は。 新型コロナに直面しているこの世界は、今こそ団結しなければならない。人類の英知をもってすれば、この危機を乗り越えることができる。それを世界に示した、そういうメッセージを発信することが重要だと思った。 前回、東京で五輪が開催されたとき私は高校生だった。当時の感動は鮮明に覚えている。記憶に焼き付いている。オリンピックとパラリンピックは国民に強い印象を残す。現代の若者や子供たちに、夢を与える機会を提供したかった。人類の連帯、相互理解、調和の取れた発展。これはオリンピック精神であり、その精神に基づいて、私は大会の開催を決断した。 心に残っている場面は、新競技のスケートボードで日本が男女とも金メダルを獲得したこと。日本ではマイナーなスポーツとされていたが、これで一気に普及するのではないか。金メダルを獲得した女子選手はまだ13歳! 今大会最年少の金メダリストだ。
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うちもそうですが、若者は五輪を見ていない。スポーツで夢は個人の感覚。日本人の頑張りについては、素直に賞賛しますが、五輪の感動も個人のレベル。パンデミックの最中に五輪開催はすべきでない、が国民の大多数の判断でした。結果、感染爆発、医療崩壊を招いています。

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