【ワシントン、ニューヨーク、ベルリン時事】アフガニスタンの反政府勢力タリバンが過半数の州都を制圧したことを受け、首都カブール陥落への危機感が高まっている。
米政治専門紙ポリティコは、国防総省が米大使館の全職員退避の計画立案に着手したと報道。欧州各国の間でも、大使館の人員削減や一時閉鎖の動きが広がる。国連のグテレス事務総長は、アフガンが「制御不能になっている」と指摘し、秩序崩壊への懸念を表明した。
ドイツ政府は13日、カブールの大使館機能を「最低限に縮小」し、職員や軍に協力するアフガン人らをチャーター機でドイツに退避させると発表。ノルウェーとデンマークは大使館を一時閉鎖する。各国とも、アフガンに残る自国民間人に早急な退避を呼び掛けた。
米英は職員の退避支援のため軍を増派する方針だ。米国防総省のカービー報道官は13日、「カブールは現時点で差し迫った脅威のある状況ではない」としつつ、「タリバンの進軍の速さを懸念している」と述べ、タリバンが首都孤立化を狙っているとの見方を示した。
カービー報道官によれば、増派される3000人の一部は既に到着し、「週末の終わりまでに大部分が配備される」見通しだ。米政府は全大使館員の退避を決めたわけではないが、職員数の大幅削減に踏み切っており、大使館員が機密文書の破棄を始めたと伝えられている。
AFP通信によると、カナダ政府は、タリバンの脅威にさらされる女性指導者や公務員らを含む難民最大2万人を受け入れる用意があると表明した。メンディチーノ移民相は「アフガンの状況は悲痛だ。カナダは手をこまねいてはいない」と強調した。
グテレス事務総長は13日、国連本部で、攻撃の「即時停止」をタリバンに求めると表明し、全当事者に民間人の保護に努めるよう要請。軍事力で権力を握っても「内戦の長期化かアフガンの完全な孤立化につながるだけだ」という明白なメッセージを示すよう国際社会に訴えた。
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内戦状態で自国で解決するしかないでしょう。 対米テロの可能性がない限り、米国は静観でしょう。

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