ノルウェーの保健当局は3日、首都オスロで11月26日に開かれた国内企業のクリスマスパーティーに参加した市民から、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が13人確認されたと発表した。オミクロン株のクラスター(感染者集団)は、韓国やオーストラリアでも疑い例が出ている。市中感染も世界各国で確認されており、急速な感染拡大への懸念が強まっている。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、オミクロン株はこれまでに少なくとも40カ国・地域で感染が確認された。
オスロのパーティーには約120人が参加し、60人以上が感染した可能性があるという。また韓国・仁川でも3日までに、教会関係者ら7人の感染が確認された。11月24日にナイジェリアから帰国した牧師夫婦から感染が拡大したとみられる。感染者のうち3人は教会の礼拝で多数の出席者と接触した可能性があり、保健当局が検査を進めている。
オーストラリアメディアによると、シドニーでは学校でオミクロン株のクラスターが発生した恐れがある。3日に生徒3人の感染が確認され、他の生徒10人からも陽性反応が出た。
オミクロン株が従来株に比べて感染力が強いとの懸念も出ている。南アフリカ当局によると、同国では3日、新型コロナの新規感染者が1万6055人に達した。11月23日(868人)から10日で18倍に増えた。同国内で11月に確認された感染者のうち74%はオミクロン株で、急速に感染が広がっている模様だ。
AFP通信によると、世界保健機関(WHO)の報道官は3日、「これまでにオミクロン株による死亡例は確認していない」と述べる一方、今後は死者が出る可能性があると指摘した。WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は同日、現行のワクチンに一定の効果があるとしたうえで「高リスク者へのワクチン接種に注力すべきだ」と強調した。【金寿英】
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感染力が強く、市中感染している状況では、今後、テレワーク、オンライン授業の更なる拡大が必要でしょう。
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