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自民党の泉田裕彦衆院議員(59)=新潟5区、比例復活=から10月の衆院選で、2、3000万円の「裏金」を要求されたと告発された元同県連会長の星野伊佐夫県議(82)。3日、県庁内で会見し、政治活動費であり「表の金」と反論した。衆院選前の9月4日、星野氏の自宅で泉田氏と2人だけで会談した。 音声データでのやり取りは以下の通り。 星野氏とされる男性(以下、星)「それで泉田さん。勝とうさ、どう思うね」 泉田氏とされる男性(以下、泉)「やっぱり小選挙区で勝つかどうかで全然違いますもんね」 星「もしさ、比例でひっかからなかったら終わりだよ」 泉「うん」 星「このままで行ったら、比例ひっかからないんだから。ダメだね。このままじゃ比例ひっかからない。結局、しくじってやられるのはあんたと俺なんだよ。はっきり言うと」 星「選挙はこういうものなんだよ。とにかく、必要経費を早くまこう。もう余裕がない。選挙が始まってからなんてバカはいない。今だ、今でも遅いくらい。ここに、2000万や3000万出すのにもったいなかったら人生終わるよ? そこなんだよ、それは。大部分は領収書もらえるやつだから」 星「これね、いちいち警察に報告してやるわけじゃないんだから」 星「ね、これはね早くしないとあとで悔いが残ると。1億や2億の話じゃなくなるから。そんなもんじゃなくなるから」 星「これで、2000万や3000万の金を惜しんで一生を投げちゃいけない。いけないよ」 泉「だから、あの違法行為にならないようにしないといけないので」 星「いや、そんなものはね、そんなものはね、いいですか、はっきり言うよ。言葉の問題だけであって実際はそんなもの気にしている候補者なんか1人もいないからね」 泉「先生、ちゃんと寄付できる時に言ってくれればいいのに、どうしたらいいんですかね」 星「だからさ、この話はもう早く言えば秘書の耳にも入れてはならない。あんた1人1人の判断、だーれにも言っちゃならないこれは、この話は」 泉「でもまかないとだめなんでしょ? 」 星「まく、というのは、バラまくんじゃねぇ」 泉「だから、寄付の期限があるから。でも、事務所から聞いているはずですよ。寄付の期限があるからこの期限に言ってくれ、と」 星「それとは、また違うんだよなあ。それとはまた違うんだよ。食事代とか。だから。俺の言っている意味はね」 泉「広島で(2019年参院選での大規模買収事件が)あったでしょう」 星「そんなこと言ったらキリがねぇから。そんな話は表面の話だ。絶対ダメだよって言うのは当たり前。裏はみんなそういう世界。はっきり言っておく」 泉「うんうん、お話は分かりました」 星「細かくやらないで信用できる人」 泉「今は禁止なんですよ」 星「言葉のアヤ。聞く耳は持って」
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どんなに言い訳しても、表に出せない裏金の要求にしか聞こえない。
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