沖縄県は6日、新型コロナウイルスの感染者または濃厚接触者となって、県内で休職している医療従事者が220人に上ると明らかにした。人手不足を理由に、那覇市や中部地域の4医療機関が一般外来の中止や救急診療の制限を始めている。
休職中の医療従事者は5日時点で122人だったが、新規感染者が過去最多となった6日には220人と100人近く急増した。
220人のうち感染が確定しているのは58人で、内訳は医師3人、看護師35人、事務員などが20人。県の糸数公医療技監は「(県内で)感染が増えると医療スタッフにも広がり、診療の継続に影響を与える」と危機感を示した。
那覇市立病院は11日から一般外来を当面休止する。職員の同居家族などに新型コロナウイルス感染が相次ぎ、濃厚接触者となった職員の自宅待機で人員不足に陥ったという。職員の感染は確認されていない。
赤十字病院は7~11日の救急診療受け入れを停止する。コロナ患者の受け入れ増加に伴い、職員の人手不足が重なったためという。
5日に開かれた県の新型コロナ専門家会議では中部地区で救急を担う病院4院のうち2院が対応を制限しているとの報告もあった。
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沖縄以外でも、濃厚接触者の出勤停止で同じことが起きるでしょう。
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