岸田外相、露首相の択捉島訪問で訪ロ延期へ

　ロシアのメドベージェフ首相が２２日、北方領土の択捉島を訪問した。日本政府はこれを受け、８月末から９月初旬を軸に調整していた岸田文雄外相の訪ロを延期する方針を固めた。メドベージェフ氏が日本の度重なる中止要請を無視して訪れたため、領土交渉を進める環境が損なわれたと判断した。

　プーチン大統領の年内来日については、引き続き実現を模索。ロシア側の狙いについて、日本政府内では「北方領土は自国領だとする立場を誇示し、日本に『問題解決は難しい』と感じさせることで、領土交渉のペースを握ろうとしている」（政府筋）との観測が出ている。

（サンケイスポーツ）

　領土交渉の主導権争いなんだろうか。

　返還しないという意思表示だろうか。