4番を担う可能性が高まった清宮の口から、「打点王宣言」が飛び出した。準優勝に終わった13年の前回大会(台湾)では、西武森が9試合15打点でタイトルを獲得。同じ左の長距離砲として「森さんと同じくらいの活躍ができればいいと思います」と力を込めた。最速150キロ級の豪腕との対戦も望むところ。「メジャーにも注目されるような投手とやれるのは楽しみ」と目を輝かせた。
高校初の世界大会を前に「勝負強いバッティングをアピールしたい。もちろん長打力も売りなので、見てほしいですね」と気合十分。27日は試合会場の大阪・舞洲ベースボールスタジアムで前日練習を行い、フリー打撃70スイングで柵越え3本をマークした。
前回覇者も「キヨミヤ」を警戒した。明日29日に日本と対戦する米国のチッキーニ監督は「もちろん知っている。グレート・プレーヤー・オブ・ジャパン」と言った。各国からの徹底マークは間違いなさそうだ。
どんな相手も打ち砕いてきた。過去に対戦した中で、かなわないと思った投手は「(広島の)前田健太さんですね。変化球がすごかった」と答えた。中1の12月にテレビ番組で対決し、その変化球を中前に運んだ。球界を代表するエースに勝った清宮が、世界大会で大暴れする。【鹿野雄太】
◆U18W杯 12カ国・地域が参加。1次リーグはA組(日本、米国、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、チェコ)B組(キューバ、台湾、カナダ、韓国、イタリア、南アフリカ)に分かれ、各組上位3チームが2次リーグに進出。2次リーグでは別組の上位3チームと対戦し、1次リーグの勝敗を加えた総合成績により決勝、3位決定戦(ともに9月6日・甲子園)を行う。高校日本代表が出場するのは04年(準優勝)12年(6位)13年(準優勝)に次ぎ4度目。
(日刊スポーツ)
西武・森の15打点を超えられるか。
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