新党結成を表明している地域政党・大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は、10月下旬までに新党を設立する方針を固めた。維新の党の代表選告示日の10月1日に記者会見して結成を正式表明する。また、維新の大阪系議員らは新党に20人以上が参加する見通しであることを明らかにした。
橋下氏は29日夜、大阪府泉佐野市内で大阪系国会議員らと会談。10月1日に新党結成を表明し、同20日ごろまで参加議員を募集したい考えを伝えた。
大阪府知事、大阪市長のダブル選(11月22日投開票)前のできるだけ早い時期に結党して注目を集め、勢いをつける狙いとみられる。参加議員を募る動きが加速しているため、結党時期がさらに早まる可能性もある。
党分裂が確実になり、集団離党か、分党かなどの手続きも今後の焦点になる。
政党助成法上、集団離党の場合は新党側が今年の政党交付金の未交付分を受け取れないなど、交付金額が大幅に下がる。新党に参加する大阪系議員らは「軒を貸して母屋を取られるのではおかしい。我々が集団離党というのは違う」(遠藤敬国対委員長代理)として、所属議員数などに応じて交付金が分割される分党を求めている。
ただ、分党は維新の党執行部が同意する必要がある。円満な分党は難しそうだ。【松井聡、念佛明奈】
(毎日新聞)
集団離党か、分党か。
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