菅義偉官房長官は28日午前の記者会見で、中国の国営新華社通信が天皇陛下の戦争責任について謝罪を求める評論を配信したことについて、「天皇陛下に対する礼を著しく失している」と批判した。そのうえで、「改善基調にある日中関係にも水を差しかねず、全く好ましくない」と述べた。
同通信が25日に配信した論評を受け、日本政府は27日、外務省局長と在北京大使館の公使がそれぞれ中国側に電話で抗議している。
同通信は論評の中で、「昭和天皇は亡くなるまで被害国とその国民に謝罪を表明したことはなく、その皇位継承者は謝罪で雪解けを、悔いることで信頼を手に入れなければならない」と主張していた。
(朝日新聞デジタル)
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