日本ハムの杉谷拳士内野手が30日、元プロボクサーで日本フェザー級王者だった父・満さん譲りの“強烈パンチ”。今季初めて審判への猛抗議を実らせた。
ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の同点の9回無死一塁でレアードの代走で登場。サファテの一塁牽制悪送球で二進。1死二塁、代打・中田への2球目で三盗を試みた。
サファテは149キロ直球を投げ、捕手・高谷も三塁へストライク送球。タイミングは完全にアウトだったが、ヘッドスライディングした両手が三塁・松田のグラブに当たり落球を誘った。
三塁・真鍋審判は一度アウトの判定を下したが、落球を確認した杉谷は「落ちた! 落ちた!」と決死のアピール。真鍋審判も慌てて両手を広げた。
同点の9回1死二塁の好機で、打者は代打・中田。仮に盗塁失敗なら大目玉を食らっていたはずだが、父親譲りの“強烈パンチ”に助けられたようだ。ただ、記録員の目はだませず、杉谷には盗塁はつかずに松田の失策となった。
杉谷は6月24日のロッテ戦(旭川)、4回1死の打席で右足に投球が当たったとして、中日・達川チーフバッテリーコーチの現役時代のような「死球アピール」を見せたが、判定は覆らなかった。
(フルカウント編集部●文 text by Full-Count)
必死の抗議はおもしろい。
珍プレー特集では必ず使われるだろう。
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