柿沢氏が地元の反対を押し切り、山形市長選で民主党などが推す立候補予定者を応援したことをめぐって、松井氏が反発し、辞任を要求。柿沢氏が拒否したため、党全体を巻き込んだ対立となっていた。
橋下氏は松野氏に対し、柿沢幹事長の留任を容認する▽要請していた討論会の開催見送り▽党は割らない▽橋下、松井両氏は大阪政治に専念する、との自身の方針をメールで伝えた。松野氏はこれを了承した。橋下氏は午後、記者会見で離党を正式表明する予定。
松井氏はこの日も「『なんで辞めないとあかんねん』というなら、大事件を起こさない限り、幹事長職にとどまるのか。その価値観に僕はもうついて行けない」と柿沢氏を改めて批判。「永田町の永田町病にかかっている人たち相手に、体力を使っている場合じゃない。大阪に集中したい」と語った。
一方で記者団に、自身たちに近い、関西を基盤とする国会議員には残留を求める方針を示し、党を分裂させる意図を否定した。ただ、橋下、松井両氏に近い議員は松野代表を始めとする執行部への反発を強めており、分裂回避は難しい状況になっている。
11月には大阪府知事、大阪市長のダブル選挙も控えており、橋下、松井両氏には、離党して、こうした大型選挙に集中する狙いもあるとみられる。
(朝日新聞デジタル)
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