来年度は例年より大幅増の200人程度の採用を計画。30代の職員が少ないいびつな年齢構成の是正を目指す。
「税務調査はチームでやるので、結束力ある職場です」。1月29日、東京都内の転職者向けイベントで、国税庁の担当者が熱弁を振るった。転職活動中の男性(39)は「なじみがなく怖そうなイメージだったが、意外と柔軟そうだ」と興味を覚えた様子だった。
同庁事務職員5万3600人のうち、30代は9500人で、40代(1万8000人)や50代(1万4800人)より少ない。定員縮小や退職者が少ない時期に重なり、新卒採用者数を控えたことが要因だ。
30代は通常、主任級職員として税務調査など業務の中核を担う。人事担当者は「他の世代の負担が増し、将来は管理職のなり手が足りなくなる」と危惧する。
同庁は2009年度以降、4回の中途採用を行ったが、採用者は約70人と低調。経理や財務、ITなどに通じた応募者の増加を目指し、今月11日のイベントにも参加するなど、即戦力獲得に尽力する。次回の中途採用は8月上旬から募集を始める予定だ。
(時事通信)
中途採用で、優秀な人材が集まるだろうか。
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