◇日本ハム「ファンフェスティバル2021」(2021年11月30日 札幌D)
日本ハムは30日、札幌ドームで「ファンフェスティバル2021」を開催した。イベントの中盤には来季から指揮を執る「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)がサプライズでイタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ」のカウンタックを自ら運転してド派手に登場。マイクパフォーマンスでは世界一のチームを目指すことを誓った。ファンの前に姿を見せるのは就任後初。平日の夜ながら集まった1万8215人を楽しませた。
こんなプロ野球の監督は、見たことがない。北海道の雪をイメージしたという白いカウンタックを自ら運転して登場。響く爆音にファンのボルテージも最高潮だ。黒のロングコートを羽織るさまはまるでロックスター。新庄監督がファンを魅了したのは一連のパフォーマンスだけではない。マイクでもファンの心を一瞬でつかんだ。
「15年ぶりに北海道に帰ってきました!暴れてもいいですか?感動させてもいいですか?泣き笑いさせてもいいですか?来年から僕がかじを取り、可愛い選手たちと長い船旅に出かけます。一緒に船に乗ってくれるのであれば、目いっぱいの拍手をお願いします!」
日本ハムの一員として札幌ドームに足を踏み入れたのは06年の引退会見以来15年ぶり。球団史上初めて午後6時開始でナイター開催となったファンフェスティバルで就任後初めてファンの前に姿を見せた。各所にミラーボールが光り、ディスコと化す中、登場は午後7時51分。わずか4分ながらファンを魅了し、最後は「来年からヒーローは僕じゃありません。可愛い選手と(ファンの)みんなです。世界一のチームになれるように目いっぱい楽しみます!」と壮大な目標を掲げ、コートを脱ぎ捨てて去った。
現役時代もバイクや天井から宙づりで登場するなど、ファンを楽しませる企画を自ら考案。そのスタンスは監督でも不変だ。カウンタックは阪神時代も所有。「小さい頃からの夢がカウンタックに乗ること。監督で(パフォーマンスを)できたのが最高」とご満悦だ。
イベントでは狙い通り盛り上げたが、開演前に選手を前にした訓示では“やや滑り”していた。「自分たちで野球界を変えていくんだ」などと熱くスピーチしたが、全選手と顔を合わせたうれしさで興奮して意味不明な言葉を連発。「あなた、日本語しゃべれるの?ってくらいグダグダだった」と苦笑いで明かす。
とにもかくにも再び幕を開けた新庄劇場。明るく、楽しく、3年連続でBクラスに沈むチームを再建し、球界全体も盛り上げる。1週間前に思いついたというド派手な演出に「これぐらいしないとプロ野球界は変えられないかな」と胸を張る。もう一度、言う。こんなプロ野球の監督は、見たことがない。(東尾 洋樹)
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やっぱり新庄が嫌い。違和感しか感じられない。
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