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「俺はジャッジに感情的になって熱くなったかもしれない……」
最高峰の舞台での“疑惑のジャッジ”に対する議論は尽きない。競技から一夜が明けても余波が広まっているのは、日本の平野歩夢が金メダルに輝いた北京五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝だ。 王者となった平野の決勝2本目だった。23歳の日本人は、五輪初の大技「トリプルコーク1440」(斜め軸に縦3回転・横4回転)を組み込んだ“史上最高難度”と言われるルーティーンを軽やかにライディング。会場も大いに沸いた。しかし、注目を集めた得点が91.75点と伸び悩んだのである。 他でもない本人が「納得いっていなかった」と吐露した採点は、結果が出た直後から大きな物議を醸した。そのなかでもとりわけ強い口調で訴えかけたのが、スノーボード界のレジェンドであるトッド・リチャーズだ。 米放送局『NBC Sports』で解説を務めていた重鎮は、「これはありえねぇよ。ありえねぇだろ! なんであれが91.75なんだよ。俺の知る限り、ジャッジは選手の信用を奪った」「茶番だよ。正直言って腹が立つね」と採点結果を猛批判。怒りを露骨に示した解説は、果たして小さくない話題となった。 一部で「言い過ぎだ」と問題視された発言をなぜしてしまったのか。リチャーズ自身が解説の真意を明かした。52歳のレジェンドは自身のツイッターで、こうつぶやいている。 「ワオ。なんて夜だろう。俺はジャッジに感情的になって熱くなったかもしれない……。けど、ライダーたちはみんな文字通り命懸けのリスクを背負って、ああいうトリックをやってるんだ。誰もアユムのトリプルの足下にも及ばないはずだ。あれはハーフパイプ史上で、最も危険なパフォーマンスだった。それに報いる必要があるんだ」 百戦錬磨のリチャーズがここまで熱く論じる平野のライディングが、なぜあそこまでの“低得点”だったのかは不透明なまま。その答えが出る日は訪れるのだろうか。
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アジア系の差別でしょうか。
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