◆北京五輪 ▽スピードスケート 女子団体追い抜き決勝(15日、北京・国家スピードスケート館)
女子団体追い抜きで日本が銀メダルを獲得した。高木美帆(日体大職)、高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(ANA)で挑んだ決勝でカナダに及ばず、2連覇は逃したが、2大会連続のメダルを獲得した。リードして迎えた日本は、最終周の最終コーナーで隊列が乱れ、カナダが金メダルを獲得した。
5種目挑戦中のエース・高木美は今大会3個目で、夏冬通じて柔道・谷亮子らを上回る通算6個目のメダルを手にした。13日の女子500メートルでは1500メートルに続いて銀メダルを獲得すると、14日夜にメダル授与式に出席。ハードスケジュールに「体力勝負になってくる」と気を引き締め、準決勝からの2試合を戦い抜いた。
日本は平昌五輪で初めて頂点に輝いた。その後も自分たちが持っていた世界記録をさらに更新するなど強さを見せていたが、海外勢も先頭交代の数を減らすなど戦術の研究を進め、今季のW杯はカナダが3連勝。日本もさまざまな戦術を試してきたが、2位、転倒による8位、2位だった。
今大会の前に先頭交代の数を平昌五輪と同じ3度に戻した。1回戦は高木美が1・75周、佐藤が1周、高木菜が1・5周、高木美が再び1・75周を引っ張る形で2分53秒61の五輪新記録をマーク。準決勝も同じ布陣、戦術でROC(ロシア・オリンピック委員会)を下した。準決勝で前回銀のスケート大国・オランダを破ったカナダに敗れたものの「世界一美しい隊列」で挑んだ。
これにより今大会の日本勢メダル(金2、銀5、銅6)は、過去最多13個(金4、銀5、銅4)のメダルを獲得した18年平昌五輪に並ぶ。今大会で日本選手団の主将も務める高木美は、スピードスケートの日本女子最多に並ぶ1大会5種目にエントリーしており、1500メートル、500メートルの銀に続く3つ目のメダル獲得となる。冬季では単独最多となる通算獲得メダル数を6に伸ばし、夏冬通じて「5」で日本女子最多だった柔道・谷亮子、シンクロナイズド・スイミング(現アーティスティックスイミング)の立花美哉、武田美保を上回った。
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競技はわかりやすいけど、決勝までの走行回数が多く、疲れが溜まるでしょう。
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