「当面は医療逼迫続く」 専門家組織座長、感染ピークアウトにも言及

2/16(水) 22:21配信

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脇田隆字氏＝竹内幹撮影

　厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は16日の記者会見で、全国のコロナ感染者について、「2月上旬にピークを越えたと考えている」と述べた。全国の直近1週間の新規感染者数は前週比0・9倍と減少傾向がみられる。 　感染研も同日、感染者1人が平均何人にうつすかを示す「実効再生産数」が1月31日時点で「0・98」だったとの結果を公表しており、今後感染が落ち着く可能性がある。脇田氏はピークアウトに言及しつつも、「当面は多くの地域で医療提供体制の逼迫（ひっぱく）、重症病床使用率の増加傾向が続く可能性がある」と指摘した。 　実効再生産数は、感染の広がりやすさを示す数字で、感染状況のトレンドを見る重要な指標の一つ。流行の「第6波」に入ってから1を下回ったのは初めて。

　アドバイザリーボードは16日の会合で「全国の新規感染者数は減少の動きが見られる。ほぼ全ての年代で減少傾向になったが、80代以上のみが微増している」と分析した。【神足俊輔】 

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　ピークアウト報道は朗報も、高止まりで、重症者と死亡者増加は続いています。