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[モスクワ 16日 ロイター] - ロシアのシルアノフ財務相は16日、西側諸国の新たな制裁措置がロシアのエネルギー企業を標的にした場合、ロシアは他の市場に供給を切り替える用意があると表明した。 シルアノフ氏は、ロシアがどのようにエネルギー輸出先を変えるかについては言及しなかったが、ロシアの経済と銀行は外貨準備高や政府系ファンドのナショナル・ウェルス・ファンド、財政黒字によっていかなる制裁を受けても守られるはずだと主張した。 米国とその同盟国は、ロシアがウクライナに侵攻した場合、ロシアの大手銀行と経済・エネルギー部門に対する新たな制裁措置を検討しており、輸出を規制する可能性もある。 ロシア大統領府(クレムリン)は、侵攻の意図はないと主張している。 シルアノフ氏は記者団に対して「いかなる輸出制限も価格上昇の要因となる。もしも輸出制限が適用されれば、価格の上昇がそうした制限の影響を大きく相殺するはずだ」と語った。 ムーディーズの調査によると、欧州の石炭といった固体燃料のうちロシアからの輸入が46%を占め、天然ガスの38%、原油の26%をそれぞれ占める。 中国が消費するロシア産石油は日量約150万バレルで、ロシアからの総輸出量の5分の1に相当する。パイプラインと港を経由して輸出されている。 ただ、中国へのパイプラインによるガス供給量はまだ多くなく、今後数年間に増強する予定だ。
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EUが、天然ガスなどの輸入停止に本腰をいれないと、事態は何も変わらないでしょう。
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