【ニューヨーク=寺口亮一】国連安全保障理事会は23日夜(日本時間24日昼)、ウクライナ情勢に関する緊急会合を開いたが、ロシアの軍事侵攻を食い止めることはできなかった。安保理常任理事国として国際社会の平和と安全に責任を持つはずのロシア自身が武力で国際秩序に挑戦するという異常事態に、安保理は無力さをさらけ出した。
ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦開始を表明したのは、安保理が23日夜の緊急会合で外交的解決の可能性を探っている最中だった。
2月の議長国ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は、プーチン氏の決定を安保理で紹介し、「ウクライナによるジェノサイド(集団殺害)から市民を守るためだ」とうそぶいた。リンダ・トーマスグリーンフィールド米国連大使は、「プーチン氏は安保理の責任をさげすみ、戦争のメッセージを送りつけてきた」と怒りをあらわにした。
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常任理事国の暴挙に安保理の無力は悲しい。何のための組織なのでしょうか。
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