北京五輪フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で、ドーピング問題の渦中にいるロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)は82・16点の高得点を出して首位発進。ただ、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷が乱れ、演技後に涙を見せる場面もあった。その後は大勢の報道陣が詰めかけたミックスゾーンを無言で通り過ぎた。
フリー(17日)にも注目が集まる中、ドーピング疑惑は消えないまま。スペイン紙「マルカ」は、ワリエワの禁止薬物検出は心臓疾患の治療を受けている祖父と同じグラスを使ったことが要因とする母と弁護士の主張を報道。これに対して、ドイツ紙「ビルト」は疑問を投げかけた。
ドイツ人の元陸上選手のディーター・バウマン氏(57)が1999年の禁止薬物検出時に、歯磨き粉に入っていた成分だと主張していたことを引き合いに「クレージーな言い訳だ。歯磨き粉の次は祖父のグラス…。これはドーピング説明の歴史に残るかもしれない」と伝えた。
さらに同紙は、ロシア紙「プラウダ」の「専門家は、この説を信用していない。(ワリエワから検出された)トリメタジジンは、フィルムコーティングされた錠剤やカプセルで販売され、腸の中でしか溶けない。物質を他人に移すには吐かせるしかないと専門家は考えている」との指摘を紹介している。
やはり誰かが意図的に薬物を混入したのか、それとも…。金メダルの最有力候補を巡る謎は深まる一方だ。
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きちんと調べて、競技無効にするべきでしょう。
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