北京五輪スノーボード男子ハープパイプ決勝で、金メダルを獲得した平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)の2回目得点が異常に低かったことについて、世界中で大ブーイングが起こった。
平野は2回目に大技の「トリプルコーク1440」を成功させ、誰もがライバルのスコット・ジェームズ(オーストラリア)が出した92・50点を上回ると思った。しかし、出された得点は91・75点。あまりの低さに日本はもちろん、米国、オーストラリアなど海外のメディアやファンから審判団に対するクレームだ。
オーストラリア「ニュース・ドットコム」は「逮捕されるべきだ」との見出しで報道。ジェームズの母国でありながら、審判団が出した低得点に批判が殺到したことを報じた。米NBCで解説を務めるスノーボード界の大レジェンド、トッド・リチャーズ氏が「あり得ない。審判に対する信頼がぶっ飛んだね。こんなことが起こるなんて信じられない。茶番だ。私は今、怒っている。強盗だよ、誰か通報して!」と激怒。
また、米国のスポーツキャスター、アダム・ローゼン氏も「ジェームズや他の選手には失礼だが、まったくばかげた話だ。絶対に盗まれた」とツイッターでつぶやき、コメディアンのジェフ・デイビス氏も「ジャッジの皆さん、あなたは最低です。アユムヒラノは過去最高の滑りをしたのに、恥を知れ」と強烈なコメントをつぶやいたという。
結局、怒りをエネルギーに変えた平野が3回目に超人的な演技で96・00点をマークし金メダル。これで得点を伸ばせなければ、今大会名物の大騒動に発展していたに違いない。
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採点基準が審判の主観のため、客観的な基準が不明確です。素人目にも2回目は低すぎでしょう。
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