直球は大半が130キロ台でも、緩急を自在に駆使できるのが中村の真骨頂。右腕の投球術が凝縮されていたのが、四回無死で4番中島と対戦した場面だった。初球を92キロのスローカーブ、2球目を123キロのスライダーで簡単に2ストライクに追い込むと、3球目は129キロのフォークボールで空振り三振に。「あれだけ腕を振りながらも、緩い球を投げていた。自分のペースを作っていた」と栗山監督をうならせた。
昨季は自己最多の8勝を挙げながら、今季は春先から調子が上向かず、5月から約3カ月にわたり2軍での調整が続いた。「(春先は)力んで思ったところに投げられなかった」との反省から、この日は三回に1点を失っても慌てることなく自分の間合いで投げることに努め、今季最多の129球を投げきった。
次回登板は30日のソフトバンク戦が有力。「信頼を勝ち取れるように、1試合1試合投げていきたい」。首位相手の大事な一戦で、右腕の真価が問われる。(浅野英介)
(産経新聞)
ソフトバンク戦で好投して勝ちたい。
ヤフオクドームで3連敗は見たくない。
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