小本川のように災害時に注意が必要とされる河川には、危険度の高い順に「氾濫危険水位」「避難判断水位」「氾濫注意水位」が定められている。岩泉町は、氾濫注意水位に達した上で雨量が一定水準に達した場合などに避難勧告を発令するとの手順を決めている。
県は小本川の水位をリアルタイムで把握する「河川情報システム」でチェックしている。県によると、同日午後5時20分、施設付近から4キロ程度下流にある小本川の観測地点で氾濫注意水位(2・5メートル)に達したため、町内の県岩泉土木センターの担当者が電話で町役場に「気をつけてください」と呼びかけた。
これに対し、町の担当者は毎日新聞の取材に「県から情報を受け取ったようだが、誰が県からの電話を取ったか今も分かっていない」と説明している。
町によると、同5時半ごろ、各課の幹部を集めて台風の対策会議が役場で開かれたが、県からの情報は伊達勝身町長や町幹部には伝えられていなかった。
伊達町長が同4時ごろから1時間程度町内を巡回して異常がなかったことを踏まえ、「いざという時に備え、庁内の態勢を整えておこう」と確認しただけで会議は短時間で終了。その後、乙茂地区に避難勧告などは出されなかった。
伊達町長は「もし県の情報を(会議の場で)把握していたら、避難勧告を出したり住民に注意喚起をしたりすることができたかもしれない」と話している。【一宮俊介、藤井朋子】
(毎日新聞)
県・町のずさんな対応に問題ありだろう。
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